2025.11.17〜11.23「えろいおんな」
- 良平 岩崎
- 2025年11月30日
- 読了時間: 3分
11/17
いつものようにインスタグラムの通知を確認すると、えろいおんなからのフォローが一件。知らない名前、少なすぎるフォロワー、プロフィールのえっちな文言で、詐欺の類だろうと思い、無視。
道の駅でお茶をしていると店内に入ってきたおじいちゃん。おじいちゃんが鉛色の杖をついているかと思ったら、胸元でスマートフォンを回していて、撮影用の一脚だった。おじいちゃんが無断であちこちを撮影するようになったら、誰がモラルを説いてくれるのだろう。
ガラス窓の外では別のおじいちゃんが、大きな野沢菜漬けのパックを袋に入れずに裸の状態で手にしていて、野沢菜漬けのパックは平仮名の「へ」の形でしなって折れ曲がっている。茹で掛けのパスタを鍋から持ち上げたときのようなへの字。おじいちゃんは野沢菜漬けをへの字に曲がらせてナンボ。
知久寿焼さんの水戸の行脚をみにいく。とてもよかった。
ライブハウスの常連がカウンターに寄りかかるときの角度。ここを自分の居場所だと骨の髄から認識していないとできない、カウンターへの重心の預け方。
11/18
えろいおんなからのフォローが一件。昨日のえろいおんなとおんなじフォーマットのアイコン、プロフィール、投稿。詐欺の類だとおもい、無視。
効率の悪いことをやれって世の中が言い出したから、おそらく今は効率のいいことをするのが「正解」なんだろう。
11/19
えろいおんなからのフォローが一件。無視。このままえろいおんなからのフォローが増えて、フォロワーがえろいおんなだらけになることが恐ろしくて、少し遅れてブロックをしにいく。
今年の12月の24,25日は平日だけれど、やっぱりなんとなく打ち合わせとかのスケジュールを入れるのは気を遣う。
講師の多様な経歴以外、何もよくわからない、なんかの講座のビラ。
11/20
えろいおんなからのフォローが四件。なんかしたっけ?無視。
キッチンのオリーブオイルが室温で固まり始めたので、今日からを冬とする。
11/21
えろいおんなからのフォローが零件。昨日の四件はえろいおんなからの最後の何かだったのか?えろいおんなに主体があるのか?
今まで住んできた家の最寄駅が市営地下鉄、つくばエクスプレス、京急線だったので、JRが最寄駅の人の気持ちがまったくわからないんです。
11/22
えろいおんなからのフォローが零件。零件だと思うくらいには意識している。
改札を抜け、お手洗いに行こうとすると、一斗缶くらいの大きさのクーラーボックスを抱えた青年が、駅のホーム内のベンチに座って目を瞑っている。意外とこういう青年が臓器売買の「運び」をしているのかもしれないなあと思いながら用を足していると、あのクーラーボックスの中から血の気配が漂ってくるような気がして背筋がゾッと凍り始める。ゆっくりとした足取りでお手洗いから出ると、ツレと思わしき人が、業務用の、プラスチックのカップ100個くらいのやつを裸で持っていて、胸を撫で下ろす。一安心して、久しぶりに都市に出てきたのもあって、エスカレーターの右側に立ち止まって乗る運動を実施。
11/23
えろいおんなからのフォローが二件。よくアイコンを見ると、明らかにAI生成画像感丸出しのつやつや人間だった。もちろん生身の人間でないことなど分かっていたのだけれど、明確な烙印を押された時の失望感に晒されて、こんなことでがっかりしたことに腹が立ってくる。
大きい本屋の哲学書のコーナーの有象無象感。
ライトエッセイとエッセイとタレントエッセイでそれぞれコーナーが分けられている。
ペッツのコーラ味を齧る。およそ20年ぶりにペッツを齧った瞬間、ほんとうに頭の中に風が吹いたんです。具体的でない記憶が頭の中でぐわぁーっと駆け巡って、何も思い出してないけれど全て思い出した。レモン味、グレープ味では何も思わなかった。


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